求人を出しても人が集まらない。応募はあるのに、面接で「思っていた仕事と違う」と言われる。会社説明会で事業内容を話しても、学生の反応が薄い。採用の現場でよく聞く悩みですが、原因の多くは共通しています。会社や仕事の中身が、求職者に届く前に読み飛ばされていることです。
この記事では、採用にマンガを使うと何が変わるのかを、まんがたりが実際に制作した事例の実測値でお伝えします。先に結論を書くと、アルバイト募集チラシをマンガにした事例では応募あたりの費用(CPA)が55%下がり、応募と合格の率が約40倍になりました。
採用でマンガが効く理由
採用の情報は、企業側が思っているよりはるかに読まれていません。求人票の仕事内容、会社説明のスライド、採用サイトの代表メッセージ。どれも「読もうと思った人」しか読まないものです。
マンガの強みはここにあります。興味のない人でも視線が止まり、ストーリーとして最後まで読まれる。読み終わったときには、会社の雰囲気や仕事の1日が「知識」ではなく「体験」として残っています。この違いが、応募の質と量の両方に効きます。
もうひとつ、採用ならではの効果があります。マンガを読んだ人は、仕事の中身を理解したうえで応募してくるので、面接でのミスマッチが減ります。応募数だけでなく「合う人が来る」という点で、採用担当者の工数も下がります。
実例① アルバイト募集チラシ:CPA 55%削減・応募率 約40倍
新聞販売店のAC小郡三国さん(山本新聞)は、バイトルなどの求人媒体にアルバイト募集を出していましたが、なかなか人が集まらないことに課題を感じていました。そこで、新聞に折り込むポスティングチラシをマンガにしました。
効果は、応募者数・合格者数・人件費や出稿費用・ポスティング数や閲覧数を、従来のポスティングとバイトルそれぞれと比較して集計しました。結果は次のとおりです。
| 比較対象 | 結果 |
|---|---|
| 従来のポスティングチラシ | CPA(応募あたり費用)55%削減/応募率・合格率とも約40倍 |
| バイトル | 閲覧数はほぼ変化なし。合格者が1.5年で1人 → マンガチラシ掲載2ヶ月後に1人 |
| 採用目標 | 該当期間に達成 |
実際に採用に至った方からは、「普通だったら捨ててしまうようなチラシだが、見やすいマンガだと最後まで読んでしまった」という声をいただきました。「読まれない」を突破した、という一点に尽きます。
>>>この事例の詳細は【PR漫画制作事例】業界初!?新聞配達会社がアルバイト募集のPR漫画をチラシで活用でご紹介しています。
実例② 求人と人材のミスマッチを減らす(マンガ動画)
株式会社STG様の課題は、応募が無いことではなく、「応募求人と求めている人材とのミスマッチを解消したい」という点でした。求人サイトからの応募は一定数あるものの、適正な申し込み——つまりマッチング度合いの高い応募を増やしたい、という悩みです。
この場合、必要なのは「応募を増やす」施策ではなく「仕事の実態を応募前に理解してもらう」施策です。そこで、仕事の中身が伝わる広告マンガ動画を制作しました。動画は求人サイトや会社紹介に埋め込めるため、応募ボタンを押す前に、仕事のリアルを見てもらえます。
>>>この事例の詳細は【制作紹介】株式会社STG様向けに広告漫画動画を制作!でご紹介しています。
実例③ 会社紹介と採用を1本のマンガで(19ページ)
警備会社の株式会社BONDSグループ様からいただいたご依頼は2つありました。①警備実績(過去〜現在)を知ってもらい、依頼者と求人者の両方に興味関心を持ってほしい。②ステップアップに繋がる企業宣伝の方法を開拓したい。
ここで重要なのは①です。従来のWebや紙の資料で対応すると「クライアント向けの情報」と「採用情報」を分けて作ることになり、資料やWebページの作成コストが2倍になってしまいます。マンガなら、会社の歴史と仕事の様子を1本のストーリーで描くことで、取引先にも求職者にも同じものを見せられます。
1998年の創業から、アパレルブランド業界への警備参入、海水浴場の海岸警備まで、時系列で実績を紹介する19ページ+表紙のマンガをホームページに掲載する形で納品しました。
>>>この事例の詳細は【制作事例】株式会社BONDSグループ様向けに広告漫画を制作!でご紹介しています。
採用マンガの3つの使い方
上の3例は、それぞれ置き場所が違います。採用マンガは「作ること」より「どこに置くか」で成果が決まるので、用途別に整理します。
| 使い方 | 向いている課題 | 目安ページ数 |
|---|---|---|
| ①チラシ・求人媒体への掲載 | そもそも応募が来ない。求人票が読まれていない | 1〜4ページ |
| ②会社紹介・採用サイト | 事業内容が伝わらない。取引先向けと採用向けで資料を二重に作っている | 8〜20ページ |
| ③マンガ動画(求人サイト・説明会) | 応募はあるがミスマッチが多い。仕事の実態を応募前に見せたい | 1〜3分 |
アルバイト募集のように「まず読んでもらう」ことが目的なら、短いチラシで十分です。事業内容が複雑で「理解してから応募してほしい」なら、ページ数を取って会社紹介として作るほうが向いています。
採用マンガで失敗しないための3つのポイント
①「誰に来てほしいか」を1人に絞る
採用マンガの主人公は、来てほしい人そのものです。読者が登場人物に自分を重ねられないと、一気に他人事として読まれます。「20代の未経験者」「他社で同じ職種をやっている中堅」——ターゲットを1人に絞るほど、その人には刺さります。
②いいことだけを描かない
採用マンガでいちばん多い失敗は、会社の良いところだけを描いてしまうことです。それでは求人票と同じで、読んだ人は「本当のところは?」と思います。仕事の大変な場面や、乗り越えた経緯を入れるほうが、ミスマッチが減り、覚悟のある応募が増えます。実例②のSTG様が求めていたのは、まさにこの効果です。
③置き場所を先に決める
チラシに折り込むのか、求人サイトに載せるのか、採用ページに埋め込むのか。置き場所でページ数も構成も変わります。これを後から決めると作り直しになるので、見積もりの前に決めておいてください。
採用マンガの費用の目安
まんがたりの場合、4ページ38万円/8ページ62万円/16ページ102万円(すべて税抜・別途取材費6万円)が基本のプランで、1ページ単位のご依頼も承っています。チラシ用なら4ページ、会社紹介なら8〜16ページが目安です。
>>>依頼先ごとの相場と費用を抑えるコツは広告漫画(PR漫画)制作の料金相場とは?7つの依頼ごとに徹底解析!で解説しています。
まとめ
採用にマンガを使う効果は、「読まれない情報を読ませる」という一点に集約されます。アルバイト募集チラシでCPAが55%下がり応募率が約40倍になった実例も、求人と人材のミスマッチを減らしたい事例も、根っこは同じです。
ただし、応募が来ない原因が「読まれていないこと」ではなく、条件や待遇にある場合は、マンガでは解決しません。そこは正直にお伝えします。「自社の場合はどうか」を一緒に整理するところからで構いませんので、発注を決めていない段階でもお気軽にご相談ください。
>>>漫画マーケティング全体の考え方は漫画マーケティングとは?マンガ広告の効果・進め方・費用の全体像をご覧ください。
「うちの場合はどうだろう?」と思われた方へ
まんがたりはBtoB・スタートアップ向けの広告マンガ制作会社です(4ページ38万円〜・最短1ヶ月納品)。発注を決めていない段階のご相談で構いません。向いていないと判断した場合は、その理由をお伝えして終わります。
料金と制作の流れの詳細は料金・サービス紹介、制作事例はB2B企業の制作事例をご覧ください。