ども!まんがたり代表前田です!
「マンガ家紹介」というページで弊社提携マンガ家の紹介をしてきておりますが、今回は第三弾!!!
「【提携マンガ家紹介第3弾】まんがたり代表前田が聴く!マンガ家 加藤屋大悟さんのマンガ家人生〜前編〜」と題して、加藤屋大悟さんにお話を聞いていきたいと思います!
では、加藤屋さん宜しくお願いします!!!
お願いしますー!
加藤屋さんとマンガ
では、まずは月並みな質問になってしましますが「加藤屋さんとマンガとの出会い」について教えていただけますでしょうか?!?!?
はい。もちろんです。
僕とマンガとの出会いのきっかけは父が毎週買ってくる週刊誌でしたね。
それこそジャンプやマガジンといった週刊誌を必ず毎週買ってきてくれていたんです。
週刊誌だから定期的にマンガに触れるきっかけになったのかもしれませんね。
なるほど〜。週刊誌からでしたかー!
きっちり毎週読んでいたんですか???
必ず読んでましたね。
妹が2人いるのですが、自分が一番に読みたかったので父ではなくその週の週刊誌に「おかえり!」と駆け寄っていたのを覚えています(笑)
ちょうどお父様がジャンプを手に持ったら子供目線と同じ高さなのかも?(笑
当時よく読んでいたのはどんなマンガでしたか?
ジャンプに連載されていた作品だと、例えば平松伸二先生の「ブラック・エンジェルズ」ですかね。
個人的にスピード感のある絵が好きで、平松伸二先生のマンガはキャラクターのブレ線がすごく印象的だったのを記憶しています。
周りの友達は「キン肉マン」を読んでいた子が多かったのですが、ブラック・エンジェルズにハマっていました。
なるほど〜。
では次に漫画を「描く」という事について伺いたいと思います。
マンガを描こうと思ったのはいつごろからなのでしょうか?
そうですね。
実は、小学2年の時にブラック・エンジェルズの主人公の模写を始めていたんです。
この時はまだマンガを描くというよりはキャラクターを模写していました。
小2で模写ですか!?
早いですね〜。
早いですかねー???
小学校高学年の頃にはノートにマンガを描くようになりました。
友達と一緒に合作でマンガを描いていた記憶があります。
それを他の友達が読んで「面白い!」と言ってくれたのがきっかけかもしれません。
あとは、大好きなブラック・エンジェルズを単行本で欲しいと思って古本屋を探し回っていたときに、偶然マンガの描き方の本をいくつか見つけたのでそれも購入したのを覚えています。
中学生の時点ですでに本格的な道具をお持ちだったのですね!!!
すごい・・・
その時にはすでに「自分でマンガを描いてみたい」という気持ちが確かにあったのでしょうか?
週刊誌を定期的に読んでいると「賞に応募する」手段が自然と目に入るようになっていたんです。
そこで、中3か高1くらいの時に初めて出版社の賞に応募しようと思ったんです。
田舎の画材屋さんでしたが、Gペン・マンガ原稿用紙だけではなくなんとスクリーントーンまで置いてあったんです。
「これでオレはマンガ家になれる!!!」って思いました。(笑
目的意識がすごい(笑
そうだったみたいです。
マンガ家「加藤屋大悟」の誕生
学生のうちから賞に応募されていた加藤屋さんですが、その後職業としてのマンガ家として歩み始めるまでにどのようなご経験をされたのでしょうか???
高校生の時に賞の最終選考に残り、舞い上がった勢いで「高校辞めてマンガ家になる!!!」と決意しました。
中学の時に親の実家である宮城県の気仙沼市に引っ越したんですが、当時は友達が親よりも大事な時期だったので、早くこの田舎から脱出してやると思っていました。
それがさらに後押ししたのかもしれませんね・・・
(結局、今現在 気仙沼に住んでいるのですが・・・笑)
決意はしたものの、結局高校はきちんと卒業しました。
(受賞できなかったので・・・笑)
高校卒業後は新聞配達のアルバイトをしながら、専門学校に1年間通いました。
「マンガ家になる」という決意と行動力がすごいですね・・・!
専門学校に入られてからはどのような活動をされていたんですか?
専門学校に入ってからも賞には定期的に応募していましたね〜。
受賞したものはなかったですが、マンガを持ち込んだことで担当編集さんがついたのとマンガアシスタント先を紹介いただくことができました。
でも連載が終わったら解散なので、別のバイト先(アシスタント先)を探したりの繰り返しでした。
専門学校に入る前も後もしっかりと先を見据えて行動されている部分に敬服ですっ。。。
確かまんがたりで一緒にお仕事をさせていただくようになるまでは、別のところでアシスタントをされていたんでしたよね?
ええ。実は最近までシャーマンキングの作者である武井宏之先生の元で正社員としてアシスタントをしながら自分の作品のデビューをしていました。
自分の作品の方では、集英社の手塚賞・赤塚賞で賞をいただたり、ジャンプで増刊号の読み切りを描かせていただいたりもしましたが、連載までは届かず・・・
ただそのあと、武井先生原案でホビーマンガ(スマッシュボマー)を描いていた経験もあり、小学館でベイブレードのマンガ(爆転伝授ブレーダーDJ)を連載させていただきました。
加藤屋さんとまんがたり
様々な経験を積まれている加藤屋さんですが、私がちょうど前職にいた時に(前田の過去についてはこちらの記事をチェック♪)イベントでお会いしたと記憶しています!
ええ。
ちょうど前田さんがまだ株式会社OKANに在籍されている時に、佐渡島 庸平氏(元講談社の編集の方)が立ち上げられた「株式会社コルク」のイベントで前田さんとお会いしましたね!
前田さんが、僕の好きな小山ゆう先生の「がんばれ元気」がお好きだったんです。
なので、「いい人だ!」と思いました(笑
改めてお声がけいただいたのは、確か女子サッカーマンガの「KANNA-love.soccer-」の連載が終了したぐらいのタイミングだったと思います。
この頃にはすでにまんがたりを立ち上げられていたと思います。
正直なところ、商業連載だけで食べていけるのか?という不安があったので「広告マンガ」という商業連載とは別軸のマンガ事業をされているということで「何か面白いことが起こるのではないか」というワクワク感を感じたのを覚えています。
うぉおお。そう言っていただけるとすごく嬉しいです。
一旦前編はここまでにしたいと思います!!!
加藤屋さん、改めてインタビューのお時間を頂戴しありがとうございます!!!
こちらこそ〜!
後編もよろしくお願いいたします。
XLIMITの第2巻が2022年12月2日より発売開始しております。
こちらからご確認いただけると嬉しいです!!!
後編では広告マンガ家としての加藤屋さんについてと最新作”XLIMIT”について伺っていきたいと思います!!!
(後編はこちらから♪)
加藤屋大悟プロフィール
気仙沼在住。三人娘の父。
代表作に「KANNA-love.soccer-」「XLIMIT」など
XLIMIT販売ページ:こちら
Twitter:@KatouyaDaigo
好きな漫画家:小山ゆう
好きな漫画:あずみ、お〜い!竜馬、蒼天航路、ブラック・エンジェルズ