どもー!!!
今日は弊社代表前田に代わり、私がリスナーとしてまんがたりの創業秘話について代表前田と共に皆様にお伝えできればと思います!
「【全編無料公開】株式会社まんがたり代表取締役前田が語るまんがたり創業秘話②」というタイトルで、本記事では創業秘話①(リンクはこちら)に続き、まんがたりが作る日本の未来についてお話しできたらと思います!
まんがたり創業から4期目まで
では、ここからはまんがたり創業から現在(2022年12月)4期目までを伺っていきたいと思います。
まんがたりの創業背景は先ほどお伺いしましたが、なぜ「広告マンガ」という分野でサービスを展開しようと思われたのですか?
まず時期的なお話をすると、創業から1年程度経つまでは広告マンガをサービスとしては提供していなかったんです。
まんがたり自体は2018年3月から個人事業主で開始して、初めのうちはマンガ家さんに直接お会いしてマンガ家さんの課題感の把握をまず行いました。
ざっと1年間で200人にヒアリングした結果、「お金がない」「情報がない」「繋がりがない」という3つのないがマンガ家さんたちの共通の課題だと思いました。
最初の頃に行ったことの一つで「マンガ家が稼げるようになるため、僕がその方の自主制作したマンガを売れたら」と、あるマンガ家さんの自主制作したマンガを電子書籍化して、AmazonのKindleにて1冊300円で販売し、宣伝もしました。それで売れたのは100部も満たない。
1ヶ月間、死ぬほど頑張って得られた金額が約10,000円程度。
このやり方だと同じ時間バイトして貢いたほうがよっぽど早いと思いました。
この方法はとてもむずかしいと痛感し、マンガを売るということの難しさに感じ、マンガ家さんとお話してこのアクションは撤退。自分の力不足を痛感しました。
なにか他の方法で「マンガを使ってビジネスとして大きな収益をマンガ家さんお渡しする」事を念頭に模索していた中、広告マンガ(PRマンガ)をさせてもらうきっかけをもらえたんですね。
なるほどー。そんな紆余曲折があったのですね。
では最初の案件はどのようにして受注したのですか?
あるメディア媒体で私が起業家として取材されることになり、その取材をしてくれた会社さんが「取材とは別に、まんがたりに仕事として頼んだら広告マンガを描くことはできますか?」と質問してくれたことが始まりです。
なので受注いうよりも、偶然でした。
広告マンガの存在は知ってはいたものの、難易度の高さ、具体的には他社様のサービスをわかりやすくマンガという媒体を使って描いていく・伝えていくことが自分の中でハードルとなり、挑戦できずにいましたが、これをきっかけに広告マンガを制作することに挑戦しました。
この体験から広告マンガの制作に身を投じ、最初の主軸の事業として成り立っていきます。
・依頼する企業も喜ぶ
・マンガ家もバイトよりも大きく稼げて、自分の技術を活かせる
・弊社がマンガとビジネスの「バランス」を取ることで新しい価値を生める
・会社を知るユーザーもハッピーになる
ということで、三方良し的な形を作れると思いました。
日本のアップデートをマンガで加速させる
ありがとうございます。
広告マンガを主軸にするまでにも会社としては難しいことがたくさんあったかと思います。
ここからは、まんがたりという会社に焦点を当ててお話を伺っていきたいと思います。
前田さんはまんがたりを「マンガ家芸能プロダクション」と呼ばれていますが、聞き慣れないフレーズですね。
詳しく教えていただけますか?
おっしゃる通り、まんがたりはマンガ家芸能プロダクションです。
あまり知られていないと思いますが、マンガ家と出版社の契約関係は雇用契約(正社員)ではなく業務委託(個人事業主・フリーランスとして)です。
つまり、雇用保険もないし契約がいつ切られるかわからない(=収入がいつ途絶えるかわからない)のです。
サラリーマンしかしていない自分には想像できなかった世界ですが、日々の生活における経済的不安性さが強いと精神的にもプレッシャーがあり、マンガ制作のクオリティにもネガティブに影響するのではないかと考えています。
僕がまんがたりで目指していきたいのはそういう状態ではなくて、仕事をどんどん作っていくし、例え仕事がない期間でもマンガ家さん一人一人と向き合って、お仕事以外の「それぞれのマンガ家さんのキャリア」も一緒にトライアンドエラーができていける、そんな持続性のある関係を持ち続けたいんですよね。
例えば、吉本興業さんやジャニーズさんはタレントにマネージャーがいて会社と所属タレントが共に成長してずっと一緒にチャレンジしていく関係だと思います。
今現状、マンガ関係でそういった会社が存在しないので、まんがたりがその第一号として果たすべき役目を果たしていきたいという思いから、「マンガ家」「芸能」「プロダクション」というワードの組み合わせでの表現となっています。
ありがとうございます!!!
では次に、マンガ家芸能プロダクションとしてマンガ家さんと共に走っていくまんがたりのビジョンの一つとして、「日本のアップデートをマンガで加速させる」ということを仰っていましたが、詳しくお聞かせ願えますか?
はい。
僕は以下の2点についてまんがたりを通して遂行できたらと思っています。
マンガ家軸:次世代マンガ家の活躍する場を作る
社会軸:日本のアップデートをマンガで加速させる
私は、個人的には高度成長経済は遥か昔に完全に終了し、あとは緩やかに衰退するのか、再度経済成長できる国に返り咲けるかの2択の瀬戸際に、日本が来ていると思います。
アメリカのシリコンバレーみたいに、社会課題や問題を、ビジネスとして解決する素晴らしい企業が日本からバンバン登場したらもう一度日本は元気になるし、そうじゃないと衰退するなと。
でもそういう挑戦する会社、俗に言うスタートアップって、新しい挑戦をしているからこそ、何をやっているかが多くの人には伝わりにくい・伝わっていないと思っています。なぜなら、新しい問題解決の手法はぱっと聞きわかりにくいからです。
そこでマンガです。「なぜ」それをするのか。「どうやって」解決していくのか。背景と意図、想いとプロセス、それが「時間経過とともに理解できる(ストーリーで分かる)」マンガという媒体で「伝わらない」を、もっともっと伝わるに、解決できると考えています。
まんがたりは、そんな企業の「まだ理解されてない素晴らしい価値」を、ユーザーさんたち「その価値を受け取ったらとっても助かる人」につなげていくことをしたい。それはひいては、多くの企業や人の幸せにつながる。日本が元気になる。それを「日本のアップデートをマンガで加速させる」と言っています。
なるほどです。よくわかりました!!!
「マンガ家芸能プロダクション」「日本のアップデートをマンガで加速させる」という2つの軸でここまでお話を伺ってきましたが、次はまんがたりの会社としての「行動指針」について伺いたいと思います。
こちらのnote記事で公開されていますが、まんがたりには行動指針があります。
なぜ行動指針を作ろうと思ったのですか?
また、普段の会社運営・メンバーとのコミュニケーションの中でどのように役立っていると思いますか?
いい質問ですね。
行動指針がある理由は、シンプルに行動指針に共感してくれる人と働きたいと考えているからです。
つまり、どんな人と働きたいかを創業者である私が先に行動指針として提示すべきであると考えているからです。
もう少し突っ込んで話すなら、僕が欲しいのはただ単純に作業をしてくれる人ではなくて同じ船で航海をする仲間が欲しいんです。
その中で、旅のゴールを達成するプロセスの中で僕として譲れないところがいくつかありそこだけは共感してほしい。それが行動指針に組み込まれています。
つまり、価値観のボトムラインってことですね。
もう一つの視点としては、僕が判断を間違えるかもしれない可能性を考えてのことです。
「創業者だから正しい。社長だから正しい」というカルチャーではなく「ビジョンに沿っているから正しい。行動指針に沿っているから正しい。」というカルチャーを育んでいきたいんです。
僕は単に社長というポジションの職務をビジョンや行動指針に沿って忠実に実行していくという考えです。
なるほど〜。
では、ちょっと鋭い質問になりますがビジョン中心・行動指針中心のカルチャーで見えた課題とそれを乗り越えるためにどのような工夫をされていますか?
まず、まんがたりは全員副業参加・フルリモートの会社でフルコミットは代表の私だけなんです。
(詳しくはこちらのnote記事を参照してください♩)
その中で見えた課題としては
・仕事の丸投げができない
・スピード感が出ないケースがある
というところでしょうか。
確かにそうですよね。
分業制だと一つの仕事を丸投げできないというところはありますね・・・
そうなんです。
だからこそ僕が、一人一人にお仕事を依頼する前に業務定義をしなくてはいけないという半強制的な力学が働いています。
その結果として比較的筋肉質な会社運営ができているのではないかと感じています。
全社集会の開催やスラックの機能を活用して可能な限りフラットな意思疎通ができるように努めています。
また、副業参加の文化的意図としては転職よりもライトに参加できるので、様々なバックボーンを持つ人が参加する、いわゆる職業のサラダボウルになるメリットがあります。
学びや気づきのチャンスが多いことがいちばんのメリットですかね。
終わりに
「これから事業を作って日本を盛り上げるあなたへ」というテーマでこれから素晴らしい会社・プロジェクトを立ち上げ用途している方にメッセージをお願いします。
自分の人生というマンガの主人公はあなたです。
あなたが主人公だとしたら今日・今から、どんな行動をするとワクワクしますか?
もしワクワクしないなら、そのマンガは面白くないと思います。
地味でもいい。
バカにされてもいい。
途中で心が折れてもいい。
僕が好きな主人公は、その上でも立ち上がって小さな一歩が大きな前進につながると思って努力し続ける主人公です。
そんなマンガみたいな話を、失敗談も含めていつか一緒にお話ができる日を迎えられたらと思っています。
あなたの挑戦を心から応援しております。
インタビュー、ありがとうございました!!!
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(*正社員の募集はしておりません*)