ども! まんがたり代表前田でございます!
本記事は、「【本音】PR漫画を依頼すべきではない企業の特徴3選」といった内容で情報をお届けします。
PR漫画制作を中心にサービスを手がける弊社だからこそ、本音をきちんと皆様に伝えていこうと思います。
大前提としてPR漫画・広告漫画は全ての業界や全ての事業フェーズの企業様で常に効果が出るわけではないと考えてます。
業界や商品内容・事業フェーズによっては漫画ではなく他の手段が適している場合もあります。
ですので本記事ではどのような場合において広告漫画の利用が適していないのか?ということを解説したいと思います。
PR漫画を依頼すべきではない企業の特徴3選
- PMF前のスタートアップ(シリーズAより手前のフェーズ)
- 広報・マーケティングの運用体制が構築できていない企業
- 広告・マーケティング施策に割く予算がない企業
それでは、以下で詳細にみていきたいと思います!
①PMF前のスタートアップ(シリーズAより手前のフェーズ)
広告漫画を発注すべきではない企業の特徴の1つ目は、PMFのフェーズまで到達していないスタートアップです。
PMFとはプロダクトマーケットフィットの略で、簡単に言えば自社が提供する商材やサービスがマーケット(市場)にフィットしている(=需要が確認できている)状態のことです。
PMFのフェーズまで到達していない創業直後のスタートアップなどであれば、広告漫画に予算を使うよりまずは商品やサービスのテストマーケティングに予算と会社の力を使うべきだと思います。
広告漫画は何でもできる万能薬のようなものではなく、あくまでもプロダクトや伝えたいこと(採用の場合会社の強みなど)のプレゼンテーションをスムーズにする、よりわかりやすくするためのツールです。
言い換えれば、自社の売り上げの主となる商材が確定していない状態で、PR漫画を含めて広告予算を計上することは、弊社ではあまりいい手ではないと考えます。
同じスタートアップでも、PMFの段階をクリアしていて自社サービスにお金を払う常連顧客がいる・ これからもっと売り上げ規模を伸ばしていくフェーズ(主にシリーズA以降)だ、といった場合には、広告予算を適切に計上し、その中の広告クリエイティブ予算として、PR漫画を利用する選択肢はありだと考えます。
PR漫画で重要なのは何を伝えるか(WHAT)です。伝えるべき何かが決まる前に広告をしても、ある意味、予算の無駄遣いになってしまいます。
あくまでもPR漫画は手段(HOW)だということをここで改めて強調しておきます。
自社商材のクロージングのためのPR漫画なのか?会社のブランドイメージ向上のPR漫画なのか?など、マーケティングの一種でもあるPR漫画は、何をコンバージョンポイントに置くのか?ということが他の広告商材と同様に、非常に重要です。
②広報・マーケティングの運用体制が構築できていない企業
広告漫画を発注すべきではない企業の特徴の2つ目は、広報・マーケティングの運用体制が構築できていない企業です。
わかりやすくするために、駄菓子屋さんで例えてみましょう。
駄菓子屋さんは実店舗があり、各種パッケージが工夫されたお菓子が複数並んでいます。
駄菓子屋さん(企業)は、実店舗(通販サイト等)を構え、子供たちが買いそうなパッケージが施された(適切な潜在層にリーチできるマーケティングの体制・手法が整っている)状態の駄菓子(商品やサービス)を販売します。
マーケティングを駆使して自社サービスを販売する企業もこの駄菓子屋さんと仕組みは同じです。
PR漫画を検討するということは、駄菓子屋さんでいうとお菓子のパッケージ(顧客への伝達クリエイティブ)を変えようとしていることと近いと考えていただけるとわかりやすいと思います。
お菓子のパッケージも重要ですが、店の立地やお菓子自体の味の方が重要な場合も多々あります。
駄菓子屋さんであれば、お菓子のパッケージ改善の前に問いたい事としては
- 小学生が来ることのできる場所にそもそも店舗を構えたか?
- 販売価格は小学生の予算内か?
- 小学生にウケる&話題性のあるおやつをメインで取り扱っているか?
などがあると思います。
パッケージが子ども向けに可愛いお菓子でも、味が小学生に好かれなければもう買われることはないでしょう。
言い換えれば、改善余地がある商材を改善する前にPR漫画でプロモーションをしても、実際にお客様の手元に届いた際の顧客体験が低ければリピート購入の確率は低いということです。
また、パッケージの変更の前に、チラシを配る・ECサイトで販売開始する・接客担当者を増やすなど、他の方法のほうが簡単で費用対効果がある可能性もあります。
PR漫画を依頼しようと考えている企業様であれば、「マーケティング戦略の前に自社商品に改善点はないのか?」「PR漫画以外の自社でできる手法も含めた検討の上で、PR漫画を利用しようとしているのか?」等の論理的な視点が必要です。
【2022年度最新版】これ知ってる?PR漫画をマーケティング&採用活動に活用した意外な事例5選という記事で紹介した弊社クライアント企業様も、各社自社のマーケティング戦略がある程度確率していて、さらにマーケティング戦略を強化 or 改善する上での手段としてPR漫画を選んだ、というパターンがほとんどです。
ここまでの内容をまとめると、
- マーケティング以外の改善点がないかも含めて全社的に俯瞰する視点を持つ
- まずは自社のリソースでマーケティングをできる範囲まで実施する
- ある程度感覚を掴んだ上でABテストとしてPR漫画を検討する
という流れが健全だと思います。
繰り返しになりますが、漫画でプロモーションをしたら売れるという魔法みたいなことはないので、それだけご注意くださいー。
③広告・マーケティング施策に割く予算がない企業
広告漫画を発注すべきではない企業の特徴の3つ目は、広告・マーケティング施策に割く予算がない企業です。
PR漫画の制作は 、他の広報手段と比較しても、比較的高めな値段となります。(約数十万円〜100万円単位)
つまり、投資を行う(PR漫画を依頼する)前の下準備が社内できっちりできている事がPR漫画の制作・運用の前提となります。予算の検討、ならびに制作した漫画の利用方法の検討をしておくことが大事です。
上記、①の「PMFフェーズを超えている」、②の「②広報・マーケティングの運用体制が構築できている」という条件を満たす企業であれば、マーケティング部署の方が日々PDCAを行っていることと思います。
そんな企業様でも、PR漫画に投下する予算の金額はまちまちです。
まずは自社の各種数値を整理した上で、先に他の手法がないかは確認してみましょう。
マーケ戦略は経営に深く関連してくる分野なので、「とりあえずPR漫画を使えば、売上上がるっしょ〜!」的な発想だと上手くいかないことが多いです。
他の方法も検討した上で、PR漫画を活用してマーケティングについても検討すべきだと想定してから、PR漫画を検討する方が長期的メリットがあります。
例えば、弊社のプランですと、お試しコースであっても4ページで約40万円の費用がかかってきます。
もし仮に、もう少し小さな予算感でWEBマーケのABテストを行う事が可能であれば、そちらを優先した方が良い場合ももちろんあります。(例えば先にリスティング広告やディスプレイ広告を先に行う、コンテンツマーケ施策を実施する、小さめの展示会に出店するなど)
SEO対策、メルマガの構築、顧客体験に関するヒアリング等、自社で可能な限り手を動かしてトライアンドエラーを繰り返した結果、これまでの自社で行ったマーケ手法と、PR漫画という、異なるマーケ手法をABテストをしたい、などは発注を検討してもちょうど良い時期かもしれません。
弊社のプランをご覧になられて「むむ、ちょっと思っていたより高いぞ」と感じられた場合は売上や利益に対してのマーケティング予算をかけすぎてしまう結果になるかもしれないので、まずは今できることをさらに注力して売上向上に努める事が鍵だと思います。
まとめ
さて、今回は「【本音】PR漫画を依頼すべきではない企業の特徴3選【今の段階では】」というテーマでお届けしてまいりました。
要点をまとめると、以下のような状態の企業様は現段階ではPR漫画を依頼すべきではないと考えられます!
①PMF前のスタートアップ(シリーズAより手前のフェーズ)
②広報・マーケティングの運用体制が構築できていない企業
③広告・マーケティング施策に割く予算がない企業
繰り返しになりますが、PR漫画は「手段」のうちの一つであって「目的」ではありません。
本記事を読んでいただいた上で、「広告漫画を検討したい!相談・発注したい!」という企業様は以下のボタンから前田までお問い合わせくださいませ!